水野選手の復帰が起爆剤!
先週ファイターズは東京でのホークスの20周年記念試合も絡んで、東京→福岡→北海道と非常に過酷な移動の中でのゲームとなった。東京、福岡ではまさかの3連敗を喫し、首位からの陥落も味わい、疲労の中で北海道へ帰ってきた。なんとか北海道で流れを取り戻したい。そんな中でのゲームだったが、蓋を開けてみると予想もしなかった結末を迎えた。
このカードから、水野選手が1軍に合流。交流戦前に左ハムストリングスの筋損傷で戦線を離れていたが、6番ショートで早速復帰すると、バットが止まらなかった。4日の試合の第2打席でチームが逆転した後のとどめの2塁打をお見舞いすると、5日は5打数4安打の大暴れ。6日も点差を離された後の先頭で粘ってからの出塁、と打席内容も素晴らしかった。
特に5日は前を打つレイエス選手とともに打ちまくったおかげで、レイエス選手の爆走をたくさん見れた。エスコンに詰めかけたファンは楽しい試合を見れただろう。(うらやましい)
7/4~7/6 vsイーグルス 3試合すべてでスタメンした野手の成績
選手名 | 打率(打数-安打) | 本塁打 | 打点 | OPS |
水谷 瞬 | .400(15-6) | 3 | 5 | 1.467 |
レイエス | .500(12-6) | 2 | 6 | 1.666 |
水野 達稀 | .581(12-7) | 0 | 4 | 1.500 |
石井 一成 | .091(11-1) | 0 | 2 | 0.182 |
3試合すべてで1番を打った水谷選手、2戦目以降で大爆発したレイエス選手、水野選手の活躍が3試合で27得点の打線をけん引していたのは間違いないだろう。
少し気になるのは3試合すべてでスタメンだった石井選手は打席で苦しんでいた。3戦目の1打席目で初球をセンター前へはじき返し、反撃の狼煙を上げるタイムリーを放ったが、その後の打席で乗っていくことが出来なかった。
今後の打線の注目は、万波選手の復調の兆しは現れるのか。セカンドの起用を誰にするか。
新庄監督の判断に注目したい。
リリーフの力に頼る季節がきた!?
打線爆発の3連戦だったが、少し気になるのは先発だ。
7/4~7/6 vsイーグルス 先発投手の成績
選手名 | 投球回 | 投球数 | 打者 | 被安打 | 奪三振 | 与四球 | 失点 |
伊藤 大海 | 5 | 90 | 22 | 6 | 7 | 2 | 1 |
細野 晴希 | 6 1/3 | 110 | 27 | 2 | 9 | 6 | 1 |
達 孝太 | 5 | 96 | 25 | 10 | 4 | 0 | 5 |
4日先発の伊藤投手は開幕戦以来に5回でマウンドを降りた。試合後のコメントでは少し熱中症のような症状がみられたとのことだった。ここまで中6日を貫き、ほとんどの試合で7回以上を投げぬいており、リーグハーラートップの9勝を挙げているだけに、今後暑くなる季節が続くと体調面は少し心配である。
5日先発の細野投手は6回を見事に投げぬき、7回のマウンドへ上がったが、突然制球に苦しみ、四球を連発。塁を埋めてリリーフに後を託した。6日先発の達投手は序盤から、ボールが甘く入ったところをイーグルス打線に捉えられ、エラーも絡んで、5回で5失点を喫した。
試合後、2人の投手は反省と次の試合での修正を口にしていた。非常に頼もしい、若手のホープである。
そんな展開で頼れるのは、ここまで出番を待ち続けていたリリーフの出番だ。
今週、ソフトバンク戦含めると、一軍登録の9人全員が登板した。齋藤友貴哉投手は3試合に登板し、無失点。大量援護での展開が多かったが、9人で15回と1/3で2失点のみ。ほぼ全員が、出塁は許しても点は与えないような粘りのピッチングを見せていた。
このカード以外の試合でも、先発が早めに降板するカードが多かった。夏の暑さはブルペン含めた投手陣全員で乗り切っていく必要がありそうだ。
明日からはZOZOマリン!抜け出すのはどこか・・・
今週のファイターズは、明日7/8からマリーンズと2連戦。1日空いて金曜日からエスコンでオリックスと負けられない首位決戦が待っている。イーグルス戦の勢いそのままにマリーンズを倒し、週末に臨みたい。
オリックスは7/8からソフトバンクとの闘い。どちらが勝ってもゲーム差が大きく変わることはない。
オールスターまでの残り4カード、1試合たりとも目が離せない。
※オールスターに監督推薦で達孝太投手、北山亘基投手が推薦されました!ファイターズの選手の活躍を応援しています!!
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