7/13(日)日本ハム 4-0 オリックス 福島蓮投手 今季初勝利!

試合レビュー

今シーズン初先発の福島蓮投手!ファイターズ連勝なるか!

ファイターズの先発は今季初昇格となる福島蓮投手。ここまでファイターズの先発マウンドで投げたのは9人。直近夏場を迎えて調子が振るわない先発陣の新たなピースになればチームとしては大きい。ファームでは10先発、防御率2.88、高身長から投げ下す直球を武器に好調オリックス打線を抑えられるか。

対するバファローズ先発はドラ2ルーキーの寺西投手。5月15日にファイターズ戦でプロ初登板。3回を投げ無失点と抑えている。

スターティングメンバーは昨日同様、五十幡選手、矢澤選手の快速コンビが1,2番。レイエス選手、水谷選手、水野選手が復帰。連勝なるかファイターズ。

若手投手の投げ合いは両者粘りあい!ムードを変えた夏男の一発!!

1回表、福島投手は最速152km/hのストレートを中心に2アウトを取る。3番太田選手にライトへ2塁打を打たれ、4番杉本選手はストレートの四球。ピンチを迎えたが、5番の西野選手をフォークボールで投ゴロで3アウト。なんとか無失点で切り抜ける。

1回裏、ファイターズの攻撃は3者凡退。

2回表、6番頓宮選手、7番来田選手に連続ヒットで無死一二塁。続く、若月選手の送りバントをファーストの郡司選手がエラーで無死満塁のピンチ。バファローズは大量得点のチャンス。

9番紅林選手は2球目のストレートを詰まらせて一ゴロで本塁フォースアウト。1番廣岡選手は2-0からのストレートを二フライで2アウト。2番好調な宗選手も2-1からのストレートを二フライ。エラーも絡んだ大ピンチを無失点で切り抜けた。

2回裏、1アウトから水谷選手、石井選手が連続ヒット。先ほどの回でエラーの郡司選手は取り返したい場面だったが右フライで2アウト。8番の田宮選手がレフト前へ技ありのヒットで2塁ランナーが生還1点を先制する。

3回表、先頭の太田選手に四球で3イニング連続でのランナーを許すも、後続を打ち取り無失点。

3回裏、1番からの好打順。1アウトから矢澤選手がセンター前へのヒット。続く清宮選手の打球はショートの少し左へ、抜けたかと思われたが紅林選手が素晴らしいフィールディングで、2塁フォースアウト。4番レイエス選手は四球。2アウトからのチャンスだったが、水谷選手は三振で得点奪えず。

4回表、先頭の来田選手は投ゴロで1アウト。9番の若月選手にストレートの四球を与えて、またもランナーを背負うが、続く打者は打ち取り、この回も無失点。

4回裏、先頭の石井選手が二打席連続のヒットで出塁したが、後続続かず無得点。

5回表、ここまで76球の先頭の宗選手は一ゴロで1アウト。続く太田選手にヒットを許して、5イニング連続で出塁を許す。しかし杉本選手の2球目で太田選手が盗塁を試みるもアウト。田宮選手が守備でも存在感を見せた。4番の杉本選手も打ち取って、この試合初めて3人で打ち取った。

5回裏、先頭の五十幡選手がヒットで出塁。矢澤選手はボテボテの投ゴロでランナー進んで1死二塁。続く清宮選手。1-1からの3球目、インコースのカットボールを清宮選手らしい打ち方で引っ張り込んで、打球はライトのブルペンへ飛び込む2ランホームラン。大きな追加点がファイターズへ入った。

興奮冷めやらぬベンチと球場の雰囲気の中、初球の甘くなったスライダーをレイエス選手がレフトポール横に放り込む2者連続のホームラン。一気にファイターズムードへ包み込んだ。

2アウト後、6番石井選手が3安打目のヒットを放つと、郡司選手は四球。ここで岸田監督は先発の寺西投手から高島投手へスイッチ。変わった高島投手は田宮選手に死球を与えるが水野選手は抑えて、追加点は許さなかった。

オリックス先発の寺西投手は4回途中、93球で被安打9、4失点と一発攻勢に沈んだ。

福島投手今季初勝利へリリーフへ後を託す!!

6回表、ファイターズは福島投手から上原投手へスイッチ。3人でピシャリと抑える。

福島投手は5回90球、被安打4、2奪三振、3四死球、自責点0で粘りのピッチングを見せて、今季初勝利へリリーフへ後を託す。

6回裏、5回に続き1番からの攻撃だったが3者凡退。

7回表、マウンドには昨日から連投となる玉井投手。1アウトから紅林選手にインコースのフォークをレフト前に運ばれたが、続く廣岡選手はインコースのシュートでバットを折り、併殺打に打ち取る。

7回裏、先頭レイエス四球で出塁。続く水谷選手がヒットで続く。無死一二塁から、2塁ランナーに代走中島選手。石井選手はバントの構えから1球引いたが、中島選手が飛び出してしまい、タッチアウト。追加点のチャンスをものにできなかった。

8回表、マウンドには田中正義投手。2アウトから杉本選手にヒットを浴び、続く西野選手の二ゴロを石井選手がエラー。2死一二塁から頓宮選手。一発が怖い場面だったが、2球で追い込んだ後外角高めのストレートで3球三振。ピンチの芽を摘み取った。

8回裏、マウンドには引き続き、高島投手。ここも3人で抑え、5回途中から見事なリリーフを見せた。

9回表、マウンドには山本拓実投手。見事に3者凡退に打ち取りゲームセット。

大事な3連戦を2勝1敗で勝ち越し!首位キープ!!

首位攻防戦第3ラウンドも両チーム序盤から、塁をにぎわす戦いを見せたが、これまでの2戦と違いチャンスで1本が遠い戦いとなった。その中で無死満塁のピンチなどを粘りきった福島投手は素晴らしかった。今季初登板初先発で、1勝目を挙げた。少し疲れが見え始めた先発陣に貴重な戦力が加わった。

リリーフ陣は昨日に引き続き、今日も安定感を見せた。ヒットを浴びながらも、ストライク先行で追い込んでいき、本塁を踏ませる気配を見せなかった。

打のヒーローは間違いなく、清宮幸太郎選手。昨年も夏以降存在感を見せた、主役の活躍は今後の試合でも期待できる。1番、2番の五十幡選手、矢澤選手も状態が良く、水谷選手も今日は2安打と調子の良さを見せていた。万波選手、野村選手の復活を期待したい。

来週は変則的な日程で月曜日に東京ドームでライオンズ戦であり、選手は北海道から移動となる。

明日もしっかりと勝ち切って、がっちりと首位を固めていきたい。

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