7/1(火)ソフトバンク 1-0 日本ハム 惜敗

試合レビュー

有原投手に完封負けを喫する

ファイターズはソフトバンク先発の有原航平投手は9回107球6安打11奪三振で完封負けを喫した。有原投手は左バッターにはカットボール、チェンジアップで詰まらせる、右バッターにはスライダー、フォークを中心に空振りを狙うピッチングでアウトの山を築いた。

5回までファイターズ先発の北山投手と見事な投げ合いを見せる。6回表、塁に出したくない五十幡選手にフルカウントまで粘られるも、執念の全球チェンジアップで三振に取ると、続く、田宮選手、清宮選手も初球で打ち取り、攻撃にいいリズムを与えた。

守りで作ったいい流れから6回先頭の周東選手が浮いたカットボールを捉えて2塁打。何としても1点を取るという采配、柳町選手の犠打、中村晃犠飛で1点をもぎ取った。

得点が入った後の7回表4番野村、5番マルティネスをフォークで連続三振、6番レイエスは全く当たっていなかったが、細心の注意を払ったような形でフォアボール。続く万波選手は2-1から低めのフォークを見送るもギリギリのストライク判定。最後はフォークボールで三振に取った。

点を取られた後のイニングに絶対に点を与えない。さすがの投球と言わざるを得ない。

何度かチャンスを作るが、1本が出ないファイターズ打線

ファイターズは2回に野村選手、万波選手のヒットでチャンスを作るも石井選手がニゴロ。5回に今日唯一の失投だった浮いたフォークを万波選手が見事にとらえたが打球が上がらず2塁打。後続が続かず無得点に終わった。8回はランナー2塁から田宮選手のセンター前に抜けそうな当たりを牧原選手が好捕し、本塁生還を許さず。続く清宮選手も4打席連続でゴロアウトに倒れた。

9回は全員一発のある野村選手、マルティネス選手、レイエス選手だったがフォークボールに空を切った。

右バッターへのフォークは浮いても少しシュート気味に入っていって、いい当たりはファールになり、勝負所のボールはすべて素晴らしい高さにコントロールされていた。

左バッターの方がチャンスがありそうだった(五十幡選手の代打はそこを感じたのか?)が清宮選手はすべて詰まらされ、チャンスを広げられなかった。

チームの同点を信じて9回も投球の準備をする北山投手

日本ハム先発の北山投手は8回101球被安打6奪三振5自責点1で負け投手になってしまった。前回の巨人戦に引き続き、東京ドームでのナイスピッチングを見せた。序盤は有原投手よりも危なげない投球だった。

唯一の失投が6回の周東選手の2塁打でうまく得点につなげられてしまった。しかし続く2死3塁のピンチは栗原選手を左フライに打ち取った。7回も連打で1死23塁のピンチを背負うが、代打近藤選手、周東選手を左フライに打ち取り、追加点は与えなかった。

8回裏も抑えて味方の反撃を信じて、9回2死からベンチ前で投球準備を始めたが、一歩届かなかった。

今日は打線が沈黙したが北山投手の粘りのピッチングは明日以降のファイターズ打線への導火線になってくれることを期待したい。

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