6/29(日)西武 1-2 日本ハム 僅差の勝利!!

試合レビュー

達孝太投手プロ初完投勝利!!

日本ハム先発の達孝太投手は9回1失点115球被安打4で見事なプロ初完投勝利を挙げた。序盤から強いストレートとフォークを操り、西武打線を翻弄。特にフォークボールはカウント玉、決め球としてよくコントロールされていて、カウント有利で試合を進められていた印象。伏見捕手のとのサイン交換もスムーズでテンポよく投げていた。被安打4はいずれもネビン選手に打たれただけで、与えた四死球も9回の2アウトから一つだけと素晴らしいピッチングを見せた。

球数:115球

1回2回3回4回5回6回7回8回9回
1313109101322714
  • 奪三振:8
  • ゴロアウト:9
  • フライアウト:7
  • ライナー:1
  • 犠打:1
  • 牽制アウト:1

7回先頭の渡部選手に粘られるも見逃し三振。ネビン選手にはタイミング外しながらもうまくレフトに運ばれて嫌な流れだったが、出力を上げて5番6番しっかりファールフライに打ち取る。

9回は1番、2番の西川選手、滝澤選手が合っていなかったため、2アウトまではすんなりと。

3番渡部選手が今度は粘りのフォアボール、ネビン選手も執念の内野安打で粘りを見せた。昨日も終盤のワンチャンスで集中して逆点したりと、今シーズンのライオンズは本当に怖い。

最後は高めのストレートを捉えられるが、ショート正面でゲームセット。達投手は安堵の表情でキャッチャーとハイタッチ。

五十幡選手粘りの選球眼から水谷選手の集中力で同点→相手のミスに乗じて逆転!

西武の渡辺勇太朗投手も8回2失点104球被安打5と素晴らしいピッチングだった。ストレートを打ち返される場面はほとんどなく、詰まった打球が多かった。要所での外のストレートのコントロールも抜群で、ファイターズ打線に連打を許さなかった。

3回に先頭の石井選手に2塁打を許した後も山縣選手、伏見選手に仕事をさせず、2アウトまで行ったが、五十幡選手にカウントを悪くしてから粘られてフォアボールを許す。続く水谷選手に2-2からの決め球カットボールが浮いてしまい、フェンス直撃のタイムリーツーベースを浴びた。

同点でなおもピンチで万波選手を迎えて、1ー2と追い込んでからの決め球のスプリットが引っ掛かり、パスボールで3塁ランナーの五十幡選手が逆転の生還。万波選手は打ち取っただけに西武側はもったいない失点となった。

その後は渡部投手の球威に押される場面が多く、チャンスを作れなかった。

達投手は野手陣に対してヒーローインタビューで「もう少し点を取ってほしかったですけど(笑)、なんとか1点でしのげてよかったです」と冗談交じりにコメント。

交流戦後1カード目3連戦終わって2勝1敗と勝ち越し!

交流戦が終わって4日間の休みを挟んで1カード目の西武戦を2勝1敗と勝ち越した。

1戦目はアクシデントもあったが、西武の先発は今井投手、隅田投手、渡辺勇太朗投手を当ててきた中で、ファイターズの先発陣も負けじと素晴らしい投球を見せた。

打線はあと一本が出ない場面も多かったが、3連戦ともに点を取られた後にすぐに取返し、常に相手にプレッシャーをかける戦い方を見せていた。

パリーグの上位4チームが実力もゲーム差も拮抗していて、火曜日からのホークス戦3連戦も負けられない戦いが続く。

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