王者の強さを見せつけられたビジター3連戦
この3連戦ファイターズ打線はまともに仕事をさせてもらえなかった。初戦は有原投手に完封負け。2戦目は初回併殺崩れの間の1点のみ。3戦目は送球エラーの間の1点でしっかりとした得点圏でのタイムリーは1本も出なかった。
初戦、2戦目は6安打、3戦目は8安打とヒットは出ていた。特に3試合通じて田宮選手、水谷選手は売ってくれそうな雰囲気もあり、2戦目以降は清宮選手も珍しく逆方向のヒットが出ていた。
しかし長打を狙った場面、得点圏にランナーをおいた場面でのホークス投手陣の集中力は素晴らしかった。特にカウントの作り方で常にストライク先行。強いボールやタイミングを外したボールでファールを取って、最後はボール球を振らせる。この3戦はずっと同じパターンでやられていたように見えた。
3試合で合計40個の三振を喫する
1戦目:11三振
(3三振:レイエス、2三振:マルティネス、野村、1三振:水谷、五十幡、万波、郡司)
2戦目:12三振
(2三振:五十幡、万波、石井、山縣、1三振:水谷、矢澤、野村、郡司)
3戦目:17三振
(4三振:吉田、3三振:水谷、万波、2三振:奈良間、1三振:田宮、レイエス、清宮、山縣、マルティネス)
右バッターの強打者が多いファイターズ打線に対して、3投手(有原、大関、松本晴)ともに非常に有効なボールを持っていた。見ていても簡単に打てるボールは少なかった。
追いかけるファイターズは強い
交流戦明けて首位でターンしたファイターズだったが、西武、ソフトバンクとの6戦を終えて、野手陣に硬さが見られるなと感じる場面が多かった。作戦面や起用においても、思い切った作戦を仕掛けず、勝負手を打っても不発に終わっていた。
ソフトバンク先発の有原、大関、松本晴の3投手。いずれも投手戦になるのは間違いなく、結果的にも紙一重の戦いだった。あと1本が遠かった。
打線の核はやはり清宮選手、レイエス選手、昨年の夏を引っ張ったこの二人の活躍は必須。二人の快音が聞こえてくれば、自ずと勝ち星が増えていくはずだ。
明日からエスコンに戻って3連戦 エース伊藤大海
さて明日からホームに戻って3連戦となる。連敗を止めたいファイターズの予告先発はエース伊藤大海。連敗のチームに喝を入れるべく、エースらしい勝つための投球を期待したい。
対するイーグルスの先発は今シーズンはあまり奮っていないエース早川投手。ファイターズとの対戦は5月23日、7回被安打4、郡司選手に打たれたソロホームランの1失点で負け投手となっている。(金村尚真投手が完封)
イーグルス打線はエスコンで打つイメージがある。ホークスに苦湯を飲まされたストレスを解放するような試合を見せてほしい。頑張れファイターズ。
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